「紹介記事じゃなくてレビュー?」
と、この話をもらった時、プロデューサに聞いてみた。
「うん、レビューが欲しい。あのさ、コンシューマーゲーとかだと、大抵レビューみて買うんだよね。公式サイトってあんまみないわけ。でもエロゲって、レビュー記事書いてくれるところがないのね。紹介記事はあっても、大抵はメーカーが出した資料そのまんまだったりするからさ」
「あと、レビューって買ってくれた人も読むよね。クリアするといいゲームだった、悪いゲームだった、っていう自分こう感じたけどみんなはどう思うんだろ、とかさ。そういう人は『みんなも自分と同じ感じ方をしているのかどうか』を確認したいと思うんだよ。だから実際プレイした人が見ても納得できる批評を頼むよ。そのためなら、ある程度突き放してくれてもかまわないよ」
「キツくてもいいの?」
「いいよ。まあ、お手柔らかに頼むよ」
――という依頼から始まったこのレビュー。
まだ発売前でもあるので、とりあえずゲームの内容を紹介しながら、プロデューサの考え通り冷静なレビューになるよう、試みようと思う。
エロゲのレビューってどうしても好き嫌いがはっきりしちゃう、と思うのだけれど、なるべく偏ったものにならないよう、最大限の注意をしてみたい。
●天下御免の王道「学園青春ラブコメディ」
このゲームはいわゆる学園ラブコメもの。
学園は、女子が全体の8割を占めていて、男子は2割しかいない。ハーレム状態でうっはうは……ということには、実はならない。学園の最弱カーストとして、男子はいないものとして扱われているのだ。主人公はそんな毎日に不満を持って「なんとかしてやろう」と考える。主人公が出した結論は「ヒーロー」になることだ。誰もが憧れ、そうなりたいと思った「ヒーロー」に……
これは80年代90年代のジャンプやサンデーに良くあったようなノリが近いと思う。ドタバタで、笑いも涙もエッチな体験も全部詰め込んだ学園ラヴコメ。ソース味の焼きそばみたいな男の子な味付け、そんな感じだ。
●1話10分、ヌルゲーマーも忙しい人にもお手軽に
このゲームはゲームスタートからすべてのCGをコンプリートするまで、だいたい10時間〜15時間くらい。早い人ならもっと短いかもしれない。
シーンの数はだいたい40話ほど。一つのお話は早ければ10分かからないものもある。
最初のエピソードはヒーロー部誕生のきっかけが詰まった、少し長めのまとまった話になっているが、そこから先はとても短く、めまぐるしい。最初の話が30分アニメだとしたら、ここから先はすべて10分アニメ。マンガで言えば4コママンガの感覚がとても近い。
プレイすればわかるが、10分の切り替え時間はとてもスムーズだ。どんどん話が切り替わると、「次の話も短いだろうから、もうちょっと続けるか」とか「どうせ短い話だしここで切ろう」とか、ストレスなく先に進む事が出来る。休み時間に、その辺に転がってる4コマ雑誌を手に取ったり、呼ばれてそのマンガを手放したり。そういう手軽さだ。
これには、ノリのいい音楽に乗った。メーカー広報キャラ、青ビスたんの「次回予告」のおかげも大きい。テンポ良く次のエピソードを紹介してくると、なんとなく次をはじめてしまい、気がついたらキャラクターの特徴を覚え、親しみを持ってしまう、そんな仕組みになっている。
体験版を既にプレイ済みの人は、最初のスタート時にそれを選ぶことで重複を避けることが出来るようになっている。ちょっとしたことだが、親切な設計だ。
1 / 2 / 3 / 4 シナリオについて>
と、この話をもらった時、プロデューサに聞いてみた。
「うん、レビューが欲しい。あのさ、コンシューマーゲーとかだと、大抵レビューみて買うんだよね。公式サイトってあんまみないわけ。でもエロゲって、レビュー記事書いてくれるところがないのね。紹介記事はあっても、大抵はメーカーが出した資料そのまんまだったりするからさ」
「あと、レビューって買ってくれた人も読むよね。クリアするといいゲームだった、悪いゲームだった、っていう自分こう感じたけどみんなはどう思うんだろ、とかさ。そういう人は『みんなも自分と同じ感じ方をしているのかどうか』を確認したいと思うんだよ。だから実際プレイした人が見ても納得できる批評を頼むよ。そのためなら、ある程度突き放してくれてもかまわないよ」
「キツくてもいいの?」
「いいよ。まあ、お手柔らかに頼むよ」
――という依頼から始まったこのレビュー。
まだ発売前でもあるので、とりあえずゲームの内容を紹介しながら、プロデューサの考え通り冷静なレビューになるよう、試みようと思う。
エロゲのレビューってどうしても好き嫌いがはっきりしちゃう、と思うのだけれど、なるべく偏ったものにならないよう、最大限の注意をしてみたい。
●天下御免の王道「学園青春ラブコメディ」
このゲームはいわゆる学園ラブコメもの。
学園は、女子が全体の8割を占めていて、男子は2割しかいない。ハーレム状態でうっはうは……ということには、実はならない。学園の最弱カーストとして、男子はいないものとして扱われているのだ。主人公はそんな毎日に不満を持って「なんとかしてやろう」と考える。主人公が出した結論は「ヒーロー」になることだ。誰もが憧れ、そうなりたいと思った「ヒーロー」に……
これは80年代90年代のジャンプやサンデーに良くあったようなノリが近いと思う。ドタバタで、笑いも涙もエッチな体験も全部詰め込んだ学園ラヴコメ。ソース味の焼きそばみたいな男の子な味付け、そんな感じだ。
●1話10分、ヌルゲーマーも忙しい人にもお手軽に
このゲームはゲームスタートからすべてのCGをコンプリートするまで、だいたい10時間〜15時間くらい。早い人ならもっと短いかもしれない。
シーンの数はだいたい40話ほど。一つのお話は早ければ10分かからないものもある。
最初のエピソードはヒーロー部誕生のきっかけが詰まった、少し長めのまとまった話になっているが、そこから先はとても短く、めまぐるしい。最初の話が30分アニメだとしたら、ここから先はすべて10分アニメ。マンガで言えば4コママンガの感覚がとても近い。
プレイすればわかるが、10分の切り替え時間はとてもスムーズだ。どんどん話が切り替わると、「次の話も短いだろうから、もうちょっと続けるか」とか「どうせ短い話だしここで切ろう」とか、ストレスなく先に進む事が出来る。休み時間に、その辺に転がってる4コマ雑誌を手に取ったり、呼ばれてそのマンガを手放したり。そういう手軽さだ。
これには、ノリのいい音楽に乗った。メーカー広報キャラ、青ビスたんの「次回予告」のおかげも大きい。テンポ良く次のエピソードを紹介してくると、なんとなく次をはじめてしまい、気がついたらキャラクターの特徴を覚え、親しみを持ってしまう、そんな仕組みになっている。
体験版を既にプレイ済みの人は、最初のスタート時にそれを選ぶことで重複を避けることが出来るようになっている。ちょっとしたことだが、親切な設計だ。
「ポケットに恋をつめて」は2013年3月15日に発売される。青空ビスケットレーベル、第一弾の18歳未満購入禁止のアダルトゲームだ。学園生活を送りながら、4人の女の子とエッチな体験を過ごす。
主人公はヒーロー部を作る。学園の平和を守るため、みんなの憧れになるための部活動。この活動と、学生時代ならではのイベントがメインに、物語は進んでいく。
体験版をクリアした人向けの「体験版部分を飛ばす」モードを、すぐにエッチが見たい!その時は「ラブラブモード」を選ぼう。
「次回予告」のアイキャッチ。ノリのいいBGMと同時に青ビスたんが予告してくれる。