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taninonP:
で、まあ本格的に売れなくなってきてるのが今ですけど。
青ビスたん:
そんな時期に何故あえて新ブランドなんですか。
taninonP:
それはもう、いろんな人に聞かれたんですけど。
一つには、お客さんはまだいるのにな、というので。
売れる、売れないは二極化してるんですけど、
聞いてるだけだと、
売れてるタイトルはそんなに変わってないんですよ。
全体としてみると、そこまで売れてる数が落ちてるわけじゃない。
青ビスたん:
そうなんですか。
taninonP:
買ってる人が減ってるわけじゃない。
欲しいゲームは買うよ、っていう熱気はある。
お客さん、いなくなっちゃうんじゃないのかな、と思ったら
いなくなるわけじゃないんだ、
っていうのが分かってきたんです。

ドリームパーティとか行っても、
ああ、熱のある人お客さんはいる。
でもなんだかそれに応えられてないなあって。

※「ドリームパーティ
東京と大阪で開催される、キャラクターコンテンツの展示イベント。
18禁ゲームの展示もある。

青ビスたん:
なるほど。
taninonP:
そんな時に、じゃあちょうど声もかかったし
やってみるか、と……思ったら。
青ビスたん:
思ったら!
taninonP:
これが紆余曲折で、
始めに話もらった所がなくなっちゃってですね。
青ビスたん:
そうだったんですか!
taninonP:
そうそう。まあいろいろ理由があったりなんですけど。
でもやっぱ、大きいのは、
さっきいったようなことが
震災後さらに明確になってきてですね。

つまり、まあ、この作品が勝ち組の方に入れるか?
っていうのですけど。
青ビスたん:
シ、シビアですね……
taninonP:
まあ、世間はそんなもんですよね。
でもまあ、いろいろな会社さんに見せて、
「この企画のここはなんでこうなってんの?」とか、
を洗い出したんですけど。
青ビスたん:
はい。
taninonP:
それでまあ、腹を決めて。
青ビスたん:
腹を決めて。
taninonP:
やりたいことやっちゃえっていう。
青ビスたん:
そっちですか!
taninonP:
リスクとっちゃえ(笑) っていう。

こうしたいなとか、こうした方がいいなって
いうことをどんどんいれちゃって、
ダメならダメでいいや的な。
プロデューサーにあるまじき考えで突っ走ろうと
決めちゃったんですね。
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