taninonP: で、「CARNIVAL」で、瀬戸口廉也くんを呼ぶ…… たしかあれ制作期間9ヶ月ぐらいだったから 「CROSS†CHANNEL」のちょいあとぐらいには呼んでたのかな。 ※「CARNIVAL」 | |
青ビスたん: たしか、瀬戸口せんせいとは高校時代からのお友達だとか。 | |
taninonP: そうそう。もともとメチャクチャ文章が上手いってのは分かってたから でもなんで呼んだんだったかなあ。もう覚えてない。 ライターいないか、って言われたからだったような気もするし……。 でもそれで、ド新人なのに「CARNIVAL」ってメインライターだったから、瀬戸口くん。 企画的には原案・企画で桑島由一さんの名前があるのと外注作品だったから、 新人にまかせときゃいいや的な所があったのかも。 | |
青ビスたん: そんな(笑) | |
taninonP: いやだって、僕も初ディレクターですもの。 | |
青ビスたん: 記念作品ですね。 | |
taninonP: もう手探りかつ、クライアントがいるのに無茶するというね。 普通ね、クライアントがいたら無難なもの作るわけですよ。 でも、そんなことまるでわかってなかったから。 | |
taninonP: あの、さっきの「CROSS†CHANNEL」もそうだけど、 普通やっちゃいかんことをやらせてくれるというか、野放しだったから。 だってCARNIVALってたしか、初期にプロットを全部書き直したバージョンがあってですね。 | |
青ビスたん: えーーーーっ! | |
taninonP: さすがにそれは怒られた。 | |
青ビスたん: でも、ちょっと読んでみたい気もします……!(笑) 「CARNIVAL」はなかなかとんがった作品でしたよね。 | |
taninonP: あんまとんがる気はなかったけど、現場はノリノリで。 今思えば、普通のゲームの作り方を知らなかった。 うん、まあ、「CARNIVAL」では怒られるようなことばっかやってて。 ホントに沢山怒られてですね。 瀬戸口君のお陰でゲームの評判は良かったから結果オーライみたいな。 | |
青ビスたん: はああ。でもこれで、晴れてディレクターに。 | |
taninonP: ディレクターすごろく上がりみたいな。 だから、能力があればディレクターになれる、ってわけじゃないんですよね。 そこの会社なり、チームの仕事の流れを把握して、 その上で決定権のある人たちに、できるっていうのを 見せていかないといけなくて。人あってというか。 信頼で成り立ってるようなもん。 |