taninonP: で、まあ本格的に売れなくなってきてるのが今ですけど。 | |
青ビスたん: そんな時期に何故あえて新ブランドなんですか。 | |
taninonP: それはもう、いろんな人に聞かれたんですけど。 一つには、お客さんはまだいるのにな、というので。 売れる、売れないは二極化してるんですけど、 聞いてるだけだと、 売れてるタイトルはそんなに変わってないんですよ。 全体としてみると、そこまで売れてる数が落ちてるわけじゃない。 | |
青ビスたん: そうなんですか。 | |
taninonP: 買ってる人が減ってるわけじゃない。 欲しいゲームは買うよ、っていう熱気はある。 お客さん、いなくなっちゃうんじゃないのかな、と思ったら いなくなるわけじゃないんだ、 っていうのが分かってきたんです。 ドリームパーティとか行っても、 ああ、熱のある人お客さんはいる。 でもなんだかそれに応えられてないなあって。 ※「ドリームパーティ」 | |
青ビスたん: なるほど。 | |
taninonP: そんな時に、じゃあちょうど声もかかったし やってみるか、と……思ったら。 | |
青ビスたん: 思ったら! | |
taninonP: これが紆余曲折で、 始めに話もらった所がなくなっちゃってですね。 | |
青ビスたん: そうだったんですか! | |
taninonP: そうそう。まあいろいろ理由があったりなんですけど。 でもやっぱ、大きいのは、 さっきいったようなことが 震災後さらに明確になってきてですね。 つまり、まあ、この作品が勝ち組の方に入れるか? っていうのですけど。 | |
青ビスたん: シ、シビアですね…… | |
taninonP: まあ、世間はそんなもんですよね。 でもまあ、いろいろな会社さんに見せて、 「この企画のここはなんでこうなってんの?」とか、 を洗い出したんですけど。 | |
青ビスたん: はい。 | |
taninonP: それでまあ、腹を決めて。 | |
青ビスたん: 腹を決めて。 | |
taninonP: やりたいことやっちゃえっていう。 | |
青ビスたん: そっちですか! | |
taninonP: リスクとっちゃえ(笑) っていう。 こうしたいなとか、こうした方がいいなって いうことをどんどんいれちゃって、 ダメならダメでいいや的な。 プロデューサーにあるまじき考えで突っ走ろうと 決めちゃったんですね。 |